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【驚きの結果】「植物性と動物性のお肉の体への影響を調べました」な実験

2021年2月19日

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【驚きの結果】「植物性と動物性のお肉の体への影響を調べました」な実験
悩む人
植物性のお肉って体に良いの?

動物性のお肉と比べるとどうなの?

今回は、この疑問に答えていきます。

 

近年、お肉の環境や体への影響が懸念され、植物性のお肉を選ぶ人が増えてきています。

とは言え、私は植物性のお肉って塩分などが高いから、なんやかんや結局体によくないんじゃないの?と思っていました。

 

実際、多くのプラントベース食品は、体重の増加を招く『超加工食品』の基準に当てはまっていたりします。

 

そんな中、「植物性と動物性のお肉の体への影響」を調べた良さげな研究があったので、今回ご紹介していきたいと思います。

今回の内容は、2020年に行われた研究を元にしています。

 

結論、植物性の方が健康的かも...?

結論、植物性の方が健康的かも...?

さっそく結論ですが植物性のお肉の方が、健康に良い影響があるとの結果が出ておりました。

 

具体的には、植物性のお肉を食べた方が

  • TMAOの値が下がる(2.7 vs. 4.1μM)
  • LDL(悪玉)コレステロール値が下がる(109.9 vs. 120.7ml/dL)
  • 体重も減少(1kgほど)

といった感じです。

 

他にも中性脂肪の値が下がったり、HDLコレステロールの上昇など多少の健康へプラスな効果は見られているようです。

ただ、統計的にもそこまで優位でなく無視できるレベル。

 

なので、基本的に上記の3つが植物性のお肉を食べることで、得られるかもなメリットという認識で今のところOKです。

 

『TMAO』とはなんぞや

上記でさらっと書きましたが、「TMAOって何?」て感じになるかと思います。(僕もなりました)

 

で、調べたところ、お肉とかを食べた時に腸内で微生物が作り出す物質なようで、これまた非常に悪さをするみたいです。

TMAOとは、「Trimethylamine N-oxide(トリメチルアミン-N-オキシド)」の略称です。

 

このTMAOという物質は動脈を硬くする作用が強いらしく、体内のTMAOレベルが高い人ほど、

  • 動脈硬化
  • 血栓
  • 腎臓病
  • 心臓病

のリスクが高いことがわかっていたりします。参照

 

まだいろいろとわかっていないこともあるようですが、今のところ体内のTMAOは少ないことに越したことはないよねという結論になっています。

 

なので、植物性のお肉を食べることで体内のTMAOのレベルが下がるのは、ヴィーガンの方やフレキシタリアンな私にとっては嬉しい結果と言えそうです。

 

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今回の研究デザイン

今回の研究デザイン

ここからは、研究のデザインとか少しマニアックな話になるので、興味のある方だけご覧ください。

 

今回の研究は、ランダムクロスオーバー実験となっています。

実験の参加者は合計36名で、うち67%が女性で、69%が白人だったようです。

 

期間としては全体で16週間で、8週で植物性グループと動物性グループが入れ替わるみたいになっています。

ただ、初めの4週間が終わった後にウォッシュアウト(休息)期間はなし。(36人中12人は1〜7週間の休息期間あり)

 

実験が調査するファーストアウトカムとしてTMAOレベルの変化、セカンドアウトカムとしては以下のものがチェックされています。

  • IGF-1値
  • 血中脂質
  • グルコース
  • インスリン
  • 血圧
  • 体重
  • 腸内環境

 

特記事項・重要ポイント

特記事項・重要ポイント

ここでは、上記の簡単な結果のまとめでは書ききれなかった特記事項を綴っていきます。

 

やはり、お肉をやめるとTMAOレベルが下がる?

以前から、お肉(赤身肉)を食べる人ほどTMAOレベルが高いことはわかっていました。

ある研究だと、赤身肉を食べない人に比べると3倍も高かったり。参照

 

なので、赤身肉を食べるのをやめればTMAO値は下がるとは以前も言われておりました。

 

で、今回の研究でも同じような結果が出ていて、最初に動物性食品のグループだった人が、植物性食品に変えた2週間後にTMAO値が下がったとの結果が。

 

まぁ、この結果はお肉をやめたからなのか、植物性のお肉がTMAO値を下げたのかは、今のところ不明ではありますが。

 

おそらく腸内環境が影響している

動物性→植物性のグループはTMAO値が2週間後に下がったのは、先ほども述べました。

 

一方、植物性→動物性のグループは、途中から動物性のお肉を食べるようになってもTMAO値にそこまで変化がなかったとの結果も出ています。

 

研究チーム曰く、「植物性のお肉を食べることで腸内環境が改善したことが、TMAOレベルの上昇を抑制したのかも」と推測しています。

 

実際、2014年の実験でベジタリアンの人にお肉を食べさせたところ、TMAOレベルの上昇は見られなかったことが示されています。

 

まぁ、この点はTMAOの生成は腸内細菌が密接に関わっているという点を考えれば、納得のいくものです。

 

上記の結果を見て、やはり腸内環境は大事だな〜と改めて思った次第です。

 

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もりま
ちなみに、手軽に腸内環境を整えるなら、発酵食品がおすすめです!

中でも、納豆は最強だと思っているので、ぜひ毎日食べてください。

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「植物性と動物性のお肉の体への影響を調べてみました」な実験の驚きの結果:まとめ

これまで個人的には、植物性のお肉と言えど塩分とか高いし、結局動物性のお肉とそこまで変わらないんじゃないの?と思っていました。

 

が、今回の研究で植物性のお肉の方がベターな可能性が示唆されていて、わりと嬉しいです。

 

まぁ、まだまだ不明な点はあるので、引き続き注目していかないといけないですが、とりあえず植物性のお肉が体にめちゃくちゃ悪いということもなさそう。

 

動物性のお肉も健康や環境への配慮の面から、質の高いものを少量楽しむようにしたいと思います。

 

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