ついにコンビニ大手のローソンから完全栄養食のパンが出ておりました!
その名も『23種類の栄養素が摂れるふわふわブレッド』です。

実はこのパン、2020年11月10日から発売開始されていたようですが、ようやく試しましたので今回レビューしていきます。
今回実際にふわふわブレッドを食べてみて、ふわふわブレッドの良い点や懸念点などいろいろ見えてきたので、隠すことなくお伝えしていきたいと思います。
今回レビューする『23種類の栄養素が摂れるふわふわブレッド』とは、1個食べると1日に必要な23種類の栄養素の3分の1以上が摂れるふわふわ食感の食事パンです。
タップできる目次
ふわふわブレッドの商品情報
ローソンの『23種類の栄養素が摂れるふわふわブレッド』の基本情報は以下の通りです。
商品名 | 23種類の栄養素が摂れるふわふわブレッド |
名称 | パン |
価格 | 195円(税込) |
含まれるアレルゲン | 乳、卵、小麦、アーモンド、オレンジ、大豆 |
製造者 | 山崎製パン |
原材料 | 以下の「原材料」の項目で解説 |
栄養素 | 以下の「栄養素」の項目で解説 |
見た目は超ふわふわ
商品名にふわふわブレッドと付いているだけあって、見た目はものすごくふわふわです。
手で簡単にちぎれて食べやすい
ふわふわしているのに加え、手で簡単にちぎれて一口サイズになるのですごく食べやすいです。
ちぎるとこんな感じです。
ふわふわブレッドを実際に食べてみた口コミ
では、見た目は超ふわふわな『ふわふわブレッド』を実際に食べてみた感想をお伝えしていきます。
ほんのりバターの風味で美味しい!
原材料にバターが含まれているからか、ほんのりとバターの風味がしました。
ただのパンではなく、少し味がついているので単体で食べてもすごく美味しかったです。
食感も手触りも『ふわふわ』
ふわふわブレッドと言う名前の通り、食感も手触りもすごくふわふわしていました。


わりと満腹感もある!
そして、一個100gほどでふわふわなこともあるからか、わりと満腹感がありました。
女性であれば、これ一つでランチになりそうなくらいです。

アレンジができそう!
このふわふわブレッドを食べて感じたことは、すごくアレンジができそうだということ。
ほんのりとしたバターの風味がついていて、ジャムやツナなどと一緒に食べてもすごく美味しいだろうなと感じました。

ふわふわブレッドの気になる栄養素は?
ふわふわブレッドは、市販のパンに比べるとめちゃくちゃ栄養豊富です。
含まれている栄養素はこんな感じです。
ふわふわブレッド | |
エネルギー | 272kcal(12%) |
タンパク質 | 12.6g(16%) |
脂質 | 7.1g(12%) |
炭水化物 | 42.0g(12%) |
- 糖質 | 37.0g |
- 食物繊維 | 5.0g(25%) |
食塩相当量 | 0.72g(10%) |
カルシウム | 688mg(102%) |
鉄 | 3.0mg(42%) |
マグネシウム | 134mg(41%) |
リン | 377mg(41%) |
ビタミンA | 258~1,067μg(34~139%) |
ビタミンB1 | 0.4~1.7mg(33~141%) |
ビタミンB2 | 0.5~1.9mg(33~126%) |
ビタミンB6 | 0.5~1.9mg(40~152%) |
ビタミンB12 | 0.8~3.1μg(34~132%) |
ナイアシン | 5~16mg(38~123%) |
パントテン酸 | 1.7~6.6mg(35~137%) |
葉酸 | 81~341μg(34~142%) |
ビタミンC | ? |
ビタミンD | 1.9~7.6μg(36~146%) |
ビタミンE | 2.1~7.9mg(32~123%) |
カリウム | ? |
亜鉛 | 3.7mg(41%) |
クロム | 5~45μg(29~264%) |
セレン | 10~35μg(36~125%) |
銅 | 0.4mg(44%) |
マンガン | 1.7mg(43%) |
モリブデン | 9~70μg(36~280%) |
ヨウ素 | 45~100μg(35~78%) |
ビオチン | 17~64μg(34~128%) |
ビタミンK | 51~275μg(34~183%) |
※()内は、栄養素等表示基準値(18歳以上、基準熱量2,200kcal、1日分)に占める割合です。
含まれる栄養素の振り幅がすごい
栄養素はすごく豊富な種類が入っていますが、量に関しては割とブレがあるようです。
23種類のビタミンやミネラルでは1/3以上は含まれているものから、多いものだと1日分の量にも匹敵するほどです。
そんな感じで振り幅はあるものの、最低値でも33%は超えているものばかりで、1日に必要な量の1/3は摂れるそうです。
ただし、たんぱく質をはじめ、三大栄養素に関しては1/3以上は含まれていません。
ビタミンCとカリウムは入っていない?
ふわふわブレッドには、ビタミンとミネラルの代表格であるビタミンCとカリウムに関しては表記がなく、入っていないかもしれません。
これらの栄養素は非常に重要なので、もしほとんど入っていないのであれば少しマイナスになりそう。
というのも、ビタミンCは抗酸化作用が高く、がんや動脈硬化の予防、老化防止に有効であるとされていることや、カリウムは血圧を下げる作用があると言われているので、塩分過多になりがちな日本人には非常に重要な栄養素です。

意外と食物繊維が多い
ふわふわブレッドには、意外と食物繊維が多く含まれています。
ふわふわブレッド1個に5gの食物繊維が含まれていて、この量は男性の1日の目標量の25%、女性の場合は27%ほどを占めます。
食物繊維は、腸内環境を整える作用があり様々な側面から健康へ寄与してくれるので、この点は評価できそうです。
ふわふわブレッドのコスパは?
ふわふわブレッドのコスパはなかなか良いと言えそうです。
対栄養素で考えると高コスパ
上記でも述べたように、ふわふわブレッドには非常に豊富な栄養素が含まれています。
これだけ含まれていて税込み200円以下に収まるのは、非常にコスパが高いと言えそうです。
この値段でこの栄養素の量であれば、節約しながら栄養バランスを整えられて非常に良いですね。

他のコンビニパンと比べると高い
コスパは高いとは言えど、その他のコンビニパンと比べると少々高くなっています。
コンビニパンといえば大体100前後に収まるものが多いので、そういったものに比べると高く感じるかもしれません。
ただ、それらのパンとは栄養素が段違いなので数十円プラスするだけでこれだけの栄養素が摂れると考えたら安いものです。
ふわふわブレッドの原材料は?
次に、ふわふわブレッドの原材料を見ていきます。

小麦粉(国内製造)、糖類、大豆粉、マーガリン、植物性たん白、卵、パン酵母、脱脂粉乳、ドロマイト、食塩、発酵風味料、粉末油脂、酵母、植物油脂、バター/リン酸塩(Ca,Na)、酢酸Na、乳化剤、イーストフード、ピロリン酸鉄、ナイアシン、VE、パントテン酸Ca、V.B6、V.A、V.B1、V.C、V.B2、葉酸、V.D、V.B12、(一部に乳成分、卵、小麦、大豆を含む)
ふわふわブレッドの原材料には、いくつか気になった点があるので以下でお伝えしていきます。
マーガリンが入っている
気になった一つ目の点は、原材料にマーガリンが使われていることです。
なぜ気になるのかというと、マーガリンには悪玉コレステロールを増やし心疾患のリスクを上げるとされるトランス脂肪酸が含まれているから。
実際に調べてみると、マーガリンやトランス脂肪酸は世間で言われているほど悪者でもなさそうですが、できるだけ取らないようにするに越したことはなさそうです。
関連記事 間違いだらけ!マーガリンとトランス脂肪酸の誤解3つ
また、現在のマーガリンは数年前の1/10ほどのトランス脂肪酸含有量だったりしますが、トランス脂肪酸が気になる人は避けた方が良いかもしれません。
ビタミン系は添加されたものが多い
そしてもう一つ気になったのが、ビタミン系の栄養素は添加されたものが多いということ。
栄養素の項目では「ふわふわブレッドは栄養素が豊富」とお伝えしましたが、原材料を見れば分かる通りふわふわブレッドに含まれているビタミンは添加されたものが多くなっています。
添加されたビタミンが良いか悪いかは不明ですが、個人的には少し抵抗があります。
というのも、原材料が栄養豊富であればビタミンなどを添加せずとも栄養満点の食品になります。
なので、これだけビタミンが添加されているということは使われた食品の栄養素が足りないためだと考えられ、個人的にそこには疑問を感じます。

関連記事 添加ビタミンなしの完全栄養のパン『ベースブレッド』を食べてみた
この値段でこの食感を提供するには仕方ない?
以上の2つがふわふわブレッドの原材料で気になった点ですが、これらは正直仕方ないかなとも思います。
というのも、これだけ値段を抑えつつこのふわふわ感や栄養素を入れ込もうとすると、これらのものを使わざるを得ないのかなと思うからです。
安全性の高い食品を流通させるには
少し話は逸脱してしまいますが、より安全で健康的なものを販売してもらうには、私たちが値段に対しもう少し寛容になるしかないかなと思います。
私たちが価格に対して寛容になることで、企業側ももっと良い原料を使え、より安全で健康的な商品を提供でき、結果的に私たちにとってもプラスになっていくと考えます。
なので、まぁ今のところ上記の2点は仕方なしといった感じです。
ちなみに、よく知られている栄養食のカロリーメイトも栄養豊富ですが、いろいろと懸念点がありましたので気になる方は以下をご参照ください。
関連記事 ベースブレッドとカロリーメイトを7項目で比較してみた
原材料が気になる方にはこれがおすすめ
もう少し値段が上がってもいいから、より安全なものが欲しいという方にはベースブレッドがおすすめです。
ベースブレッドもこのふわふわブレッド同様、1食で1日に必要な栄養素の1/3が摂れる※パンで、こちらは添加物がほぼゼロとなっています。(種類によって異なります)
ベースブレッド4種類についての詳しい解説は以下のランキング記事でご覧ください。
関連記事 ベースブレッド4種類にランキングをつけてみた|一番安全性が高いのはどれ?

※1食で、栄養素等表示基準値に基づき、他の食事で過剰摂取が懸念される、脂質・飽和脂肪酸・炭水化物・ナトリウムを除いて、すべての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含む。
ふわふわブレッドはヴィーガンに対応している?
残念ながら、ふわふわブレッドは今のところヴィーガンへの対応はしていません。
原材料に「卵」や「バター」が使用されていました。
ふわふわブレッドの原材料は以下の通りです。
小麦粉(国内製造)、糖類、大豆粉、マーガリン、植物性たん白、卵、パン酵母、脱脂粉乳、ドロマイト、食塩、発酵風味料、粉末油脂、酵母、植物油脂、バター/リン酸塩(Ca,Na)、酢酸Na、乳化剤、イーストフード、ピロリン酸鉄、ナイアシン、VE、パントテン酸Ca、V.B6、V.A、V.B1、V.C、V.B2、葉酸、V.D、V.B12、(一部に乳成分、卵、小麦、大豆を含む)
ふわふわブレッドは栄養補給はできるけど懸念点がある:まとめ
今回は、ローソンから発売されている『23種類の栄養素が摂れるふわふわブレッド』を実際に食べた感想をお伝えしてきました。
こういった商品がローソンという大手コンビニが販売するようになったのがも、健康志向の高まりと主にこういった商品の需要が増えてきたからでしょう。
ローソンのふわふわブレッドは安く栄養豊富な反面、原材料に少し気になる点があったのが個人的には少し残念でした。
栄養補給をしても、健康を害するとされるものが入っていると、栄養摂取の効果が薄れてプラスマイナス0な気がしてしまいます。
なので今後、改善されていくといいなと思います。
もう少し高くてもいいからより安心できる食品が良いという方は、ぜひベースブレッドも試してみてください。
個人的には、今のところ完全食の中ではダントツの1位だと思っています。
初回20%OFFのうちに、ぜひお試しください。