厚生労働省によると、2019年の日本人男性の平均寿命は81歳、女性は87歳となっており、人生100年時代もわりと現実味を帯びてきています。
そんな中、できるだけ健康で長くいきたいと思っている人も多いはず。
実は、そんな願いを叶えてくれる夢のような食べ物が見つかったかもしれません。
ということで、今回は1日1個食べるだけで死亡リスクが35%も減るかもしれない食べ物についてお伝えしていきます。
本記事の内容
- 1日1個で死亡率が35%下がる食べ物
- なぜその食べ物で死亡率が下がるのか
- より高い効果を得る方法
タップできる目次
1日1個で死亡率が35%も低下する食べ物とは?
1日1個で死亡リスクが35%も低下する食べ物。
それは、ずばりリンゴです。

死亡率とは、ある集団に属する人のうち、一定期間中に死亡した人の割合ことを指します。 簡単にいうと、死亡率が低い=長生きできる可能性が高いという解釈でOKです。
リンゴと死亡率を調べた研究
2016年に発表された研究で、リンゴと死亡率の関係が示されています。
その研究では、70歳以上の女性約1,500人を15年にわたり追跡し、果物の摂取と死亡率の関係が調べれました。
その結果、1日53gのリンゴを食べた人は、1日5g以下の人に比べて死亡率が11%も下がったことがわかったようです。
食べれば食べるほどリスクが下がる
さらに、リンゴを食べる量が増えると死亡率も比例して低下するようです。
具体的にどれくらい下がるかというと。
- 1日5〜100gのリンゴを食べると、死亡リスクが20%低下
- 1日100g以上(リンゴ1個)食べると、死亡リスクが35%低下

おまけ:果物の摂取と心疾患による死亡率
また、上記の研究では果物の総摂取量と心疾患による死亡率の関係も調べられています。
その結果は想像通りで、毎日の果物の総摂取量が多いほど、心疾患による死亡率も低くなるようです。

ただし、食べ過ぎは果糖の取り過ぎにになって肥満につながる危険性などもあるので、ほどほどにです。
なぜリンゴを食べると死亡率が下がる?

と疑問をお持ちかと思います。
完全に解明されているわけではありませんが、ここで簡単に説明していきたいと思います。
リンゴを食べることで様々な病気のリスクが低下
リンゴを食べると死亡率が下がるのは、シンプルに様々な病気のリスクが下がるためだと考えられます。
特に、リンゴの摂取は循環器疾患のリスクと深く関わっているようで、これが大きな要因の一つと言えます。
循環器疾患とは、⾎液を全⾝に循環させる臓器である⼼臓や⾎管などが正常に働かなくなる疾患のことで、⾼⾎圧・⼼疾患(急性⼼筋梗塞などの虚⾎性⼼疾患や⼼不全)・脳⾎管疾患(脳梗塞・脳出⾎・くも膜下出⾎)・動脈瘤などに分類されます。(厚生労働省)
リンゴを食べると循環器疾患のリスク低下
今年2020年に発表されたレビュー論文では、リンゴの摂取と循環器疾患によって死亡するリスクが大きく関係していることが示されています。
その論文では1日1個のリンゴで循環器疾患による死亡リスクが25%下がるとされています。

リンゴと循環器疾患の関係
ここで疑問になるのは、なぜリンゴを食べると循環器疾患による死亡率が下がるのかという点。
その答えは、リンゴを食べることでコレステロール値や血圧が低下するからだと考えられています。
コレステロール値や血圧は循環器疾患お発症と密接に関わってることがわかっているため、これらの数値が改善することで病気のリスクも低くなるというわけです。
リンゴを食べるとあらゆる数値が改善
先ほどの研究では、リンゴを摂取した後の体内の変化を調べた関係もまとめられていました。
そこで8つの研究をまとめた結果、1日1個のリンゴを食べることで、以下の効果があることが指摘されています。
1日1個のリンゴの効果
- 総コレステロール値が1〜13%低下
- 善玉コレステロール値が2.6〜15%上昇
- 悪玉コレステロール値が2.6〜24%低下
- 最高血圧が3.3mmHg低下
- C反応性タンパク質22~32%低下
これらの数値はどれも循環器疾患の発症の抑制に働きます。
なので、リンゴを食べると循環器疾患のリスクが下がり、結果的に死亡率も下がるというわけです。
リンゴを食べるときは、皮付きで!
ここまでの話で、

と思われていることでしょう。
ぜひそうしてください!ただ、その際はぜひ皮付きで食べてください!
その理由は、皮の部分に多くのフラボノイドと呼ばれる物質が含まれており、これが「リンゴが様々な病気のリスクを下げる」の核となる部分だからです。
皮付きリンゴのメリット
というのも、皮付きリンゴと皮むきリンゴを食べた影響を調べた研究の結果、リンゴの摂取による循環器疾患のリスク低下はフラボノイドが多い皮の部分のおかげという結論になっていたりします。

皮付きリンゴの農薬が心配な方は

という方もいるかと思います。
そんな方はまず、無農薬のリンゴを探すのが良いでしょう。
無農薬リンゴは高い
ただ、りんごに限らず無農薬のものは高いですよね。
なので、普通のリンゴを買ってきて農薬対策をすれば良いのですが、リンゴの農薬対策としては皮肉にも、皮を剥くことなのです。
つまり、ここまでお伝えしてきたリンゴの農薬対策をすることで、リンゴのメリットが大きく減ってしまいます。

メリットそのままのリンゴの農薬対策
農薬対策をしてリンゴのメリットが減ってしまっては意味がないので、メリットをそのままで農薬対策をする方法をお伝えしたいと思います。
ただ、これは大々的にかけない理由となっているので、私のTwitterにDMをしていただければその方法をお伝えします。
「リンゴの農薬対策が知りたい」とだけ送っていただければお答えしますので、ぜひお気軽にDMを送ってください。
Twitterアカウントをお持ちでない方は、問い合わせフォームから同様に「リンゴの農薬対策が知りたい」とだけ書いて送信してください。
すぐにご返信いたします。
追記:何やら1%の重曹を含む水で8~12分ほど洗うことで劇的に表面やリンゴ内部に浸透した農薬を除去できるようです。(参照)そんなに長く洗うのがめんどいという方は、重曹を入れた水に数分間つけておきましょう
1日1個のリンゴで死亡リスクが下がる!:まとめ
今回は、1日1個のリンゴを食べると死亡率が35%も下がることをお伝えしました。
海外では、「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」といった言葉もあり、リンゴが体に良いことは昔から言われていたようです。
今回お伝えした内容によって、それが科学的に証明され、ただの言い伝えではなくなりました。
ぜひこれからは毎日、積極的にリンゴを食べてください。
できれば皮付きで!