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【ダイエット効果あり】スゴすぎるヴィーガンのメリットまとめ

2020年1月22日

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ヴィーガンのメリット

最近日本でも知名度が上がり、よく耳にするようになった「ヴィーガン」

みなさんも「ヴィーガン=お肉などの動物由来のものを食べない人」といった、認識ぐらいはお持ちかとおもいます。

 

しかし、ヴィーガンになるメリットはご存知でしょうか?

実は、ヴィーガンは様々な健康へのメリットがあることがわかっているのです。

「ヴィーガンはお肉を食べないから、たんぱく質が不足するんじゃないの?」

といった声が聞こえてきそうですが、実はそうではありません。

 

ということで、今回は「ヴィーガンのメリット」について解説していきたいと思います。

  • ヴィーガンの健康へのメリット
  1. 体重の減少・維持
  2. 様々な病気のリスク低下

 

  • ヴィーガンのその他のメリット
  1. 環境の保護

ヴィーガンとは?

 

まず、「ヴィーガンとは何か?」ということについて簡単に解説していきます。

 

ヴィーガンの定義

ヴィーガンとは、「お肉や卵、牛乳などの動物由来の食べ物を食べないだけでなく、動物の毛皮などが使われている服を着ないなど、少しでも動物由来のものが含まれている製品を身の回りから排除する人 」のことを指します。

 

ここで大切なポイントは、食べ物だけではなく、服などを含めたあらゆる製品も含む点です。

この点で「ベジタリアン(菜食主義)」と大きく異なります。

ベジタリアンとは、簡単にいうと「動物由来の食べ物のみ生活から排除する人」のことを指します。

 

ヴィーガンになる理由

また、ヴィーガンになる理由や背景として、大きく二つあります。

  1. 健康へのメリット
  2. 倫理的理由(動物や環境の保護など)

 

こういった理由からヴィーガンになる人が多数いますが、ヴィーガンになることによってどんな健康へのメリットがあるのでしょうか?

また健康以外にもヴィーガンになることによってどんな良いことが起こるのでしょうか?

 

https://geeky-foody.com/2020/01/12/vegan-details/

 

ヴィーガンのメリットとは?

ヴィーガンのメリットとして主に以下の2つ挙げられます。

  1. 健康面へのメリット
  2. 環境面へのメリット

 

それぞれを以下で解説していきます。

 

ヴィーガンのメリット①:健康面

ヴィーガンになる背景 健康的な理由

ヴィーガンになることで得られる健康面のメリットはたくさん挙げられますが、そのほとんどが、ヴィーガンになれば当たり前である「野菜や果物を多く摂ること」から得られています。

では、なぜ野菜を多くとることがメリットになるのかを簡単に説明します。

 

野菜や果物を多くとることのメリット

野菜を多くとることのメリットは大きく分けて、以下の2つが挙げられます。

  1. 体重のコントロールがしやすくなる
  2. あらゆる病気やがんのリスクが下がる

 

これらについては詳しく説明する前に、現代の私たちの食生活パターン(野菜や果物の摂取が少なくなりがち)のリスクについてさっとお伝えします。

 

現代の食生活の問題

現代の私たちの食事のパターンでは、野菜や果物の摂取が少なくなりがちです。

厚生労働省の「平成30年国民健康・栄養調査」によると、日本人の平均野菜摂取量は、一日の摂取目標値である350gを大きく上回る約280gであります。
(特に20~40代の男女の野菜不足が深刻で、男性は260g、女性は240gほどとなっています。)

 

では我々は代わりに何を食べているかというと、お肉などの動物由来のものや、パン、お米や麺またはポテトなどの野菜ではない部類のものが多くなっています。

 

少し偏った例になるかもしれませんが、コンビニ弁当やファストフードを思い浮かべてもらうとわかりやすいかもしれません。

ほとんどのコンビニ弁当では、野菜の割合はせいぜい1割程度で、あとはご飯5割、から揚げなどのメインが4割といった感じではないでしょうか?

また、マクドナルドなどのファストフードは言うまでもなく、野菜を十分に摂取できません。

せいぜいレタス1~2枚といったところでしょう。

 

このような環境で野菜を摂ることを意識せずに食事を選んでいると、ほぼ確実に野菜不足に陥り、実際に多くの人が野菜不足となっています

そして、反対に肉などの動物由来のモノの摂取が増えていき、体重増加や病気のリスク上昇などの危険につながってしまいます。

お肉を食べることの健康への影響についての詳細は以下を是非ご覧ください。

https://geeky-foody.com/2020/01/17/information-for-meatlovers/

 

一方、ヴィーガンはお肉などの動物由来のものを一切摂取せず、野菜類、果物類、穀類、きのこ類、豆類が中心の食生活となっています。

このようにヴィーガンは動物由来のモノを排除し、野菜や果物を多く摂ることで健康への大きなメリットを得ています。

 

野菜や果物を多く摂るメリット①:体重の減少・維持

体重減少・維持 腹囲を測る

 

野菜や果物を多く摂ることのメリットの1つとして、一日のカロリー摂取量が減って体重が減る、もしくは体重を維持・コントロールしやすくなることが挙げられます。

実際、ヴィーガンはそうでない人に比べ細身な体系にある場合が多いことも分かっています(1)(2)。

 

また、いくつものランダム比較実験によって、ヴィーガンの食事は他の食事パターンに比べ、体重を落とすのにより効果的であることも証明されています(3)(4)(5)。

 

ランダム比較実験とは、単一の研究の研究方法の中で一番信ぴょう性が高いものとされています。
心理職のためのエビデンス・ベイスト・プラクティス入門 エビデンスを「まなぶ」「つくる」「つかう」 /金剛出版/原田隆之 より)

 

例えば、研究(5)では、18週間の間ヴィーガンの食事をしたグループは、そうでないグループに比べ4.2㎏も多く体重が減っていたことがわかりました。

これは単なる一例でありますが、様々な研究によってヴィーガンの食事と体重の減少の関連が主張されています。

 

体重が落ちるメリット

では、なぜ体重減少がメリットかというと、もちろん痩せたいと思っていらっしゃる方にはメリットであります。

 

しかし、それ以上に重要なのは、過体重(BMI25以上)または肥満(BMI30以上)の人は、そうでない人に比べ、心臓病や糖尿病などの疾患を発症するリスクが高く、並行して死亡率も高いという点です(18)。

 

BMI(Body Mass Index)とは、体重(㎏)を身長(m)で2回割った数字です。

例)65㎏ ÷ 1.75m ÷ 1.75m = 21.2 → BMI 21.2

 

ちなみに日本ではBMI25以上から「肥満」とされており、BMI25を超えたあたりから急激に肥満に関連する疾患(糖尿病や高血圧など)のリスクが高まることが指摘されています(21)。

 

こういったことから、ヴィーガンの食事によるカロリー制限は体重を減らすことや体重の維持に役立ち、肥満の防止に繋がるためヴィーガンになるメリットの1つであるといえます。

 

野菜や果物を多く摂るメリット②:病気のリスク減少

心臓病 胸を抑える

2つ目の野菜や果物を多くとるメリットとして挙げられるのは、あらゆる病気のリスクの減少です。

 

これを証明する研究もヴィーガンの食事と体重減少の研究と同じく山のようにありますが、気になるところは、「何の病気のリスクを減らすのか」といったところです。

いくつか例を挙げると、野菜や果物を多く摂取することによって以下の病気のリスクが下がることが指摘されています。

  1. 心疾患(高血圧や心臓発作など)6, 7, 8
  2. 糖尿病 7, 8, 9
  3. がん10, 11, 12
  4. 憩室症(胃腸の病気)13
  5. 白内障や視力悪化14, 15

 

また、野菜や果物の多く摂取することで、これらの病気のリスクを下げるだけでなく、関節症を和らげたり、腎臓の機能の低下を抑制したりする効果も得られると主張されています(16, 17)。

 

以上のように、ヴィーガンは必然的に野菜や果物を多く摂るので、そこから様々な健康面へのメリットが得られています

 

ヴィーガンのメリット②:環境の保護

環境 木

ヴィーガンになる二つ目のメリットとして、環境の保護が挙げられます。

なぜヴィーガンになることが環境の保護になるのかというと、ヴィーガンになることで間接的に地球への負担を減らすことに繋がるからです。

 

というのも、先ほども述べたように、現代の私たちはお肉を含めた動物由来の食べ物を大量に消費しており、それに従い、大量に生産されています。

ちなみに、鶏の卵は年間1兆個以上世界で生産されています。(18

 

そして、当たり前ですが、お肉や卵、牛乳などを生産するのには動物を育てなければならず、また、動物を育てるためには、動物の食べ物や飲み物、育てる土地などを必要とします。

 

これが、総カロリー生産・カロリー摂取の観点から見ると、非常に非効率なのです。

どういうことかというと、

家畜などの動物から得るカロリーは我々が食事から得る全カロリーの15%以下であるにもかかわらず、世界で生産される穀物の半分が家畜のエサとして使用され、家畜が消費しています(19)。

 

つまり、人が食べられるはずの穀物の半分がお肉などの生産に費やされているのです。

そして、家畜産業が大量に穀物を消費していることによって間接的に、また、家畜産業の活動自体が直接的に地球環境に負担となり様々な影響をもたらしています。

お肉や家畜産業がどのように環境に影響を与えているのかは以下で詳しく解説しています。

https://geeky-foody.com/2020/01/17/information-for-meatlovers/

 

つまり、ヴィーガンになることによって動物由来の製品を排除してそれらの需要の低下を導き、それに連動し動物性製品の生産が減ることで地球環境の保護に繋がるというわけです。

 

実際、「今後の人口爆発や地球環境問題などで地球が住めなくなるのを防ぐためには、世界の人々が肉などの動物製品の消費を減らすことが必須である」と警鐘を鳴らしている学者も数多くいます。

なので今後、ヴィーガンまではいかなくてもお肉の消費を減らすことが求められてくると思います。

(ちなみに、私自身はヴィーガンではありませんが、「フレキシタリアン」と呼ばれる動物性の食べ物をできるだけ控える生活を送っています。)

https://geeky-foody.com/2019/12/09/flexitarian-explanation/

 

まとめ:【ダイエット効果あり】スゴすぎるヴィーガンのメリットまとめ

いかがだったでしょうか?

今回は「ヴィーガンのメリット」についてお伝えしました。

ポイントは以下のようなものです。

  • ヴィーガンの健康へのメリット
  1. 体重の減少・維持
  2. 様々な病気のリスク低下
  • ヴィーガンのその他のメリット
  1. 環境の負担軽減

 

私がイギリスの大学院で学んだ「食と開発学」の分野(農業や健康・福祉なども含みます)では、お肉を含んだ動物由来の食べ物の摂取や生産が急増していることは非常に問題視されており、悪の元凶のような感じであります。

というのも、今回簡単にお伝えしたように、動物由来の製品は我々の健康を害するだけでなく、地球環境の悪化に大きく貢献しているからですね。

 

したがって、ヴィーガンになり動物由来のものを完全に排除することによって、これらの負の面を最小化することができるだけでなく、様々な病気のリスクの減少など健康面の向上という正の面も最大化することが可能になります。

 

しかし、ヴィーガンになればすべてがうまくいくということはなく、ヴィーガンになる上で注意すべき点がいくつかあるので、そこは注意が必要です。

https://geeky-foody.com/2020/01/24/vegan-nutrients-and-health/

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

ヴィーガンのメリットについて少しでもご理解いただけたなら、幸いです。

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