健康

あなたもヴィーガンかも?ヴィーガンの定義と背景を解説

2020年1月12日

なぜヴィーガンに? ヴィーガンの定義とその背景

最近日本でも知名度が上がり、よく耳にするようになった「ヴィーガン」

日本で「ヴィーガン」と聞くと少し過激な人たちを想像してしまうかと思います。

しかし、ヴィーガンって本当何なのか?

また、ベジタリアンとの違いは何なのか?なぜヴィーガンになるのか?

といった疑問を持っている方も多いのではないかと思います。

 

ホリエモンも以前Twitterで、ヴィーガンについて疑問をこんな投げかけていました↓

 

日本でもヴィーガンの知名度は上がってきていますが、「ヴィーガン」に対して疑問を持っていたり、しっかりと理解できていない方はまだまだ多いかと思います。

そこで、今回はヴィーガンについて解説し、なぜある一定数の人々がヴィーガンになるのかについてもお伝えしていきたいと思います。

もしかしたらあなたもヴィーガンの定義に当てはまってるのかもしれませんし、もしくはヴィーガンの背景に共感するかもしれませんので是非最後までご覧ください。

ヴィーガンとは

ヴィーガンとは

 

ヴィーガンとは、「ヴィーガニズム(絶対菜食主義)」を自身のライフスタイルとして取り入れ、生活してる人のこと を指します。

 

このヴィーガニズム(絶対菜食主義)とは、

「お肉や卵、牛乳などの動物由来の食べ物を食べないだけでなく、動物の毛皮などが使われている服を着ないなど、少しでも動物由来のものが含まれている製品を身の回りから排除すること 」です。

 

ここで大切なポイントは、食べ物だけではなく、服などを含めたあらゆる製品も含む点です。

 

というのも、この点で「ベジタリアン(菜食主義)」と大きく異なる からです。

ベジタリアンとは、簡単にいうと「動物由来の食べ物のみ生活から排除する人 」のことを指します。

 

したがって、ベジタリアンは、どちらかというと一種の食事パターンであり、その人のライフスタイル全体を表すものではありません。

また、一口にベジタリアンと言っても、中には卵や牛乳は食べたり飲んだりするといったベジタリアンも存在するなど様々な種類があるので、ベジタリアンについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事にまとめているので、是非ご覧ください。

https://morimafood.blogspot.com/2019/07/vegetarianfacts.html

 

とりあえず、ここで強調したい点は、ヴィーガンとベジタリアンは異なるということです。

ヴィーガンとは絶対菜食主義」の人のことであり、動物由来のあらゆるものを一切使用、または飲食しません。

服や食べ物のようにわかりやすいものだけでなく、動物実験によって効果を実証された製品をしようしないといったヴィーガンもいます


一方で、ベジタリアンはもう少し緩く、ヴィーガンほど厳しく動物性のものを排除しません。

例えば、お肉は食べないが、卵を食べたり牛乳を飲んだりするといった感じです。

 

ヴィーガンはまだ少数派?

ヴィーガンはまだ少数派? 食べたいものを食べる

 

最近日本でも知名度が上がり、数が増えてきているとは言えど「ヴィーガン」はまだまだ日本では少数派であります。

実際に日本にどれくらいヴィーガンがいるのかというのをVegewelが20代以上の日本人2400人ほどを調査した結果、2.1%がヴィーガンであったそうです。

日本の人口を約1億3000万人とすると、約270万人程となります。

 

この数字は2019年12月のもので、2017年12月の1%に比べると倍ほど上昇しているので、確実にヴィーガンの日本人は確実に増えてはいます。

 

ヴィーガンの増加は世界的にもみられる傾向であり、過去5年間で550%もヴィーガンが増加しているそうです。(1

また、アメリカでは過去5年間で自信をヴィーガンであると考える人の割合が0.3%から3.5%に増加し、イギリスでは2014年から2018年の間にヴィーガンの数が4倍になったとイギリスの慈善団体のヴィーガン協会(The Vegan Society)が報告しています。

 

また海外では、数々の著名人(アリアナ・グランデやレオナルド・デカプリオなど)もヴィーガンであると公表しており、さらに、あのスティーブ・ジョブスもヴィーガンであったことで有名です。

 

このように海外では、著名人もヴィーガンであると公表するほど一般的なことであり、

私も以前住んでいたイギリスではヴィーガン用のメニューを提供しているレストランも数多く存在 していました。

 

マクドナルドもヴィーガンに?

そんな感じで、海外では一般化してきているヴィーガンですが、その波はファストフード店にまで広がってきています。

例えば、昨年の1月にイギリスでは、あのマクドナルドもヴィーガンメニューを提供し始め,

12月にはヴィーガン用のハッピーセットも提供し始ました。

 

これが1月に提供開始となったヴィーガン用のトルティーヤです↓

マクド スパイシーベジラブル

 


これがヴィーガン用のハッピーセットに含まれるディッパーです↓

もちろん、ソースもヴィーガン対応のものです。

マクドナルド ヴィーガン ハッピーセット

 

そして、これがバーガー↓

マクドナルド ベジタリアン バーガー

上のベジタブルディッパーをパンで挟んだだけみたいですね。笑

 

こんな感じでマクドナルドがヴィーガン用のメニューを提供するのも、ヴィーガンの人が急増しており、大きな市場があるからなんですね。

この流れは今後さらに加速していくと思われます。

 

日本も早くヴィーガンやベジタリアン対応の商品やお店を出せば、訪日外国人なども取り込めていいと思うのにな~と思う今日この頃です。

 

ヴィーガンになる背景とは?

ヴィーガンになる背景 動物を食べるのをやめよう

 

少し話がそれてしまいましたので本題に戻りたいと思います。

 

では、なぜある一定の人々はヴィーガンになるのでしょうか?

 

さまざまな理由がありますが、大きく2つに分けられるとおもいます。

1つが「健康面の理由」で、もう1つは「倫理的な理由」です。

以下でそれぞれ解説していきます。

 

ヴィーガンになる背景:健康面の理由

 ヴィーガンになる背景 健康的な理由

 

まず、ヴィーガンになる一つ目の理由として、「健康への配慮」 が挙げられます。

また、「健康への配慮」にも2パターンあります。

一つ目は、野菜などの摂取量を増やすことで、健康になろうとするパターンです。

 

ヴィーガンになることによって動物性のものを摂取することがなくなるので、自然と野菜や穀類・豆類などの食品を食べることが増えます

これら野菜や穀類・豆類などは健康にとって良いことは何となく皆さんも想像できるかと思いますが、詳しく知りたいという方は以下の記事をご覧ください。

https://morimafood.blogspot.com/2019/07/vegetable-fruit-effects.html

 

野菜を多く食べるメリットを簡単にまとめると、

  • 摂取カロリーが減り、体重が減る
  • 生活習慣病(がんや糖尿病、心疾患など)の予防になる

などが挙げられます。

つまり、ヴィーガンになって野菜の摂取を増やすことによって、これらの健康へのメリットを得ようと考えるわけです。

 

そして、健康面の理由の2パターン目は、「お肉の消費を減らす(なくす)」ことです。

最近の研究で、お肉を食べ過ぎると健康を害することがわかってきており、ヴィーガンになり自分の食生活からお肉を排除することでお肉を食べることのデメリットを防ぎ、健康になろうとする理由があります。

お肉を食べることの体への影響については、以下の記事をご覧ください。

https://geeky-foody.com/2020/01/17/information-for-meatlovers/

 

現代の人々は過去に比べお肉の消費量が急激に増え、過度な消費の域に達しており、それが健康を害しているのです。

実際、このお肉の消費増加が現代の生活習慣病の大きな一因 であると考えられたりしています。

お肉の消費が生活習慣病とどのような関係にあるのかというと、

  • 赤身肉は飽和脂肪を多く含み、発がんリスク(特に大腸がん)を高める2)。
  • 赤肉の消費の増加と共に死亡率の上昇、心疾患のリスクが上昇、糖尿病のリスクが上昇する(3)。
  • ソーセージなどの加工されたお肉を50g食べるごとに大腸がんのリスクが18%上昇する(4)。

といったようなことが挙げられています。

 

もちろん、お肉を食べることで野菜からは摂取出来ない重要な栄養素(ビタミンB12)が摂取できたり、また、日本では高度経済成長以前はお肉を口にすることは少なく、お肉を消費し始めたことによって、タンパク質、脂肪、炭水化物のバランスが適切になったりと、お肉を食べることによるメリットも忘れてはいけない ところではあります。

 

しかし、植物由来のもの(特に穀類や豆類)からでも私たちは十分にタンパク質や脂肪を取ることは可能なので、そこまでお肉に頼る必要はないともされているのもまた事実です。

 

このように野菜や穀類・豆類を多く摂取するメリット、そしてお肉を食べ過ぎることによる健康面への影響の懸念から、人々はヴィーガンに なります。

 

ヴィーガンになる背景:倫理的な理由

ヴィーガンになる大きな理由の2つ目は、環境や動物への配慮といった「倫理的な理由」が挙げられます。

環境への配慮

ヴィーガンになる背景 環境面への配慮

 

お肉を食べることの環境への影響についての別の記事で詳しく述べていますが、簡単に説明すると、「お肉を生産している家畜産業は地球資源を大量に消費しており、さらに大量の温暖化効果ガスも排出し、地球温暖化や気候変動の大きな原因の1つ 」であるこことが挙げられます。

 

凄く身近で興味深い例(5)を見てみましょう。

先ほども出てきたマクドナルドで提供されているクォーターパウンダーバーガー。

あの、クォーターパウンダーバーガーに使用される牛肉は113ℊほどで、この量の牛肉を生産するために1万リットルもの新鮮な水を使用 します。

これは、バングラデシュ1人の水の使用量の約6年分に匹敵する量 とされています。

 

「途上国だから、一人当たりの水の使用量が少ないんじゃないの?」

と思われている方も追われるかもしれません。

しかし、1万リットルの水の量は、オーストラリア人1人の1日あたりの水の使用量の52日分 にも値します。

 

この数字、どう考えても地球資源に大きな負担になっているとしか思えませんよね。

ただ、これは家畜産業がどのように地球資源を利用し、環境に負担となっているのかの1例にすぎません。

さらにお肉(または家畜産業)の環境への影響について詳しく知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。

https://geeky-foody.com/2020/01/17/information-for-meatlovers/

 

動物への配慮

ヴィーガンになる背景 動物への配慮

 

「動物への配慮」も、ヴィーガンになる倫理的理由の1つとしてが挙げられます。

 

この「動物への配慮」の根底には、「牛、豚、鳥なども人間と同じような動物であり、人間の私利私欲の為に勝手に繁殖させ、殺傷し、そして、食べたり利用したりするべきでなはい 」といった考えがあり、動物も我々人間と同じように大切に扱うべきであると主張します。

 

実際、家畜の飼育の過程や殺傷する場面などは、非人道的に動物を扱っている場合もあり、それを懸念する人々がヴィーガンの道に進むこともあります。

例えば、卵を産むためのニワトリは18~24カ月ほどで生産性が落ちるため、そういった短い期間で食肉処理されます。

 

また、牛乳を得るために、生まれてきた子牛は生まれてすぐに母牛から引き離され、母牛の元に戻されることなく、食肉用として処分されたり、安価な牛肉用に育てられたりすることもあります。

 

こういった非人道的ともいえる行いを家畜産業が動物にしていることを懸念する人々が、少しでもそういった扱いをされる動物を減らそうとヴィーガンになったりします。

 

 

また少し別ではありますが、家畜などには大量に抗生物質などを投与してる場合もあり、それが抗菌薬耐性をもつウイルスを生み出す一つの要因であるとされ、世界で様々な問題を引き起こしています(6)。

 

このように動物を保護する目的以外にも、人々の健康を害する一員としての動物への配慮からヴィーガンになる人もいます。

 

食糧分配への配慮

ヴィーガンになる背景 その他の倫理的理由

 

上記の二つ以外にもヴィーガンになる様々な倫理的理由として、家畜産業が世界の飢餓問題の一因となっていることが挙げられます。

 

これはどういうことかというと、上記でも解説したようにお肉を生産するためには大量の資源が必要となります。

今回はお水の使用量の話をしましたが、豚や牛、鶏などを育てるためには大量の穀物が必要となります。

わかりやすくカロリーに変換してみると、

世界中の牛や豚の等の家畜動物に使われている穀物から得られるカロリーがもし直接人に与えられていた場合、理論的には35億人もの人に食べ物を与えることができる量に匹敵する とされています(7)。

この数字が少し多めに見積もられたとして、実際にはこれの半分の17億人ほどだったとしても世界で飢餓に苦しむ人々(約8億人)は十分食べ物を与えることができます

 

このようにして、自分たちが普段口にしている食べ物が遠い国の人々が飢餓で苦しむ原因となっていることを懸念してヴィーガンになる人もいます。

 

 

以上のように、

お肉による環境破壊や動物への配慮、世界の飢餓問題といった「倫理的な理由」が、ヴィーガンになる理由として挙げられます。

【まとめ】なぜヴィーガンに?ヴィーガンの定義と背景を解説

いかがだったでしょうか?

今回はヴィーガンの定義とヴィーガンになる背景について少しお伝えしました。

 

繰り返すと、ヴィーガンとはヴィーガニズム(絶対菜食主義)を実践する人のことで、動物由来のモノを徹底的に避けることです。

動物由来のモノを徹底的に避けるという点は、ベジタリアンとの違いであり留意しておくべき点であります。

 

また、人々がヴィーガンになる大きな理由として、「健康面の理由」と「倫理的理由(環境や動物、人への配慮)」の2つが挙げられるかと思います。

 

この2つ以外にも、親などがヴィーガンで慣習的にヴィーガンである可能性もありますが、今回はお肉を元々食べていた人がヴィーガンになる理由とし挙げられるものにフォーカスしました。

 

今回お伝えしたような倫理的観点からヴィーガンになっている人は、文化的な価値観や個人的な価値観が密接に絡んでいます

こういったことから少し過激になってしまう人がいるのです。

 

まだまだ日本では少数派であり、過激派なイメージもあるヴィーガンですが、今回私の解説によって、日本でも注目され始めているヴィーガンについて、みなさんの理解が少しでも深まれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

「ヴィーガン」についてもっと詳しく知りたい方は下の記事も併せてご覧ください。

https://morimamama.blogspot.com/2019/07/1.html

https://morimafood.blogspot.com/2019/07/blog-post.html

 

~参考~

1.https://frembassy.jp/news-post/vegetarianstatistics2/

2.https://www.bee-lab.jp/interview/benno/02.html

3.https://www.bee-lab.jp/interview/benno/02.html

4.https://www.who.int/features/qa/cancer-red-meat/en/

5.https://www.who.int/features/qa/cancer-red-meat/en/

6.https://www.who.int/features/qa/cancer-red-meat/en/

7.https://www.who.int/features/qa/cancer-red-meat/en/

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